ソニーの技術者が白モノを作るとこうなる! エクレアが高級空気清浄機に続いて加湿器を発売

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2012年12月発売のカドー空気清浄機

エクレアは2012年12月に世界最高レベルの性能を備えた空気清浄機も発売している。こちらは1台1万9800円から12万8000円と、加湿器以上に高価だ。

販売目標である初年度2万台に沿った好調なペースで売れているというが、日本の家電量販店で売られているのは多機能をウリにしたものが多い。「加湿しかできない専用機」「空気清浄しかできない専用機」を消費者にアピールするのは難しいのではないだろうか。

そう尋ねると、古賀社長は次のように語った。

「後発メーカーとして白モノ家電を開発して素朴に感じたことは、本来の性能を追求した製品があってもいいのではないかということ。ソニー時代、私はラジカセの開発を手掛けたことがあるが、確かにラジオもカセットもついて重宝するが、利便性を追求するあまりにそれぞれの性能を単機能製品と比べると落ちてしまう。われわれはラジカセを開発するのではなく、専門で高性能のもの、さらに置いておくだけで満足できるデザインの商品を伝えたくて開発している」

ホットな白モノベンチャー

エクレアのように性能にこだわった専用商品は、最近の家電のヒット商品に多く見られる共通点になりつつある。油を使わずに揚げ物調理ができる「ノンフライヤー」や、布団専用クリーナーの「レイコップ」、コーヒーメーカーの「ネスプレッソ」などは、デザインや使い勝手、単一機能にこだわったことで、価格競争と距離を置きながら売り上げを伸ばしている。

一方で日本の大手家電メーカーの場合、多機能を盛り込んだ製品が多く、すべての機能を使いこなせていない消費者も少なくない。総合力で攻める大手家電メーカーに、ベンチャーや外資メーカーがどこまでエッジを立てた商品で勝負できるのか。冷蔵庫や洗濯機など進化が止まったかに見える白モノ家電も、視点を変えることで市場が活性化する可能性を秘めている。

前田 佳子 東洋経済 記者

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まえだ よしこ / Yoshiko Maeda

会社四季報センター記者

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