米国「黄金州の殺人鬼」を逮捕できた舞台裏 DNAと家系図サイトで現在72歳の犯人を特定
[サクラメント(米カリフォルニア州) 26日 ロイター] - 米カリフォルニア州サクラメント近郊で24日、40年前に数十件の連続レイプ・殺人事件を起こし「黄金州の殺人鬼」と呼ばれた犯人として、元警官、ジョセフ・ジェームズ・ディアンシェロ容疑者(72)が逮捕されたが、26日の検察発表で、捜査員らは犯行現場に残されたDNAと、インターネットの家系図追跡サイトから、同容疑者にたどり着いたことが明らかになった。
同容疑者には、十数件の殺人と、45件の強姦、および多数の家宅侵入などの容疑がかかっており、犯行は1970─80年代の10年間にカリフォルニア州の10郡に及んだ。
同容疑者の名前はわずか1週間ほど前には浮上していなかったが、現場のDNAと家系図追跡サイトの遺伝子情報により、ディアンジェロ容疑者の年齢と居住地から特定に至った。その後、同容疑者を監視下に置き、ごみなどからDNAを採取したという。
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