米アップル、バーバリーCEOを起用 ブランド力を再強化へ
[サンフランシスコ/ロンドン 15日 ロイター] - 米アップル
アーレンツ氏はバーバリーでデジタル技術を活用して力強いオンライン事業を築き上げるとともに、中国と中南米の市場を開拓、老舗ブランドを再構築した。
アップルはアーレンツ氏に同様の手腕発揮を期待している。アップルのティム・クックCEOはアーレンツ氏に、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」とタブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の販売拡大に加え、同社のブランドに一定の輝きを取り戻すことを任せる方針だ。
アーレンツ氏にとって主要な課題の1つは、中国での売り上げを押し上げることになるだろう。アナリストは、ブランドの価値を損なわずに比較的低価格の商品を導入するというバーバリーでの経験をアーレンツ氏が生かすことができると話している。
アーレンツ氏は、アップルとしては約10年ぶりの女性取締役となる。アップルはアーレンツ氏へ支払う報酬については公表していないが、同氏はバーバリーでは2011─12年度に1560万ポンド(2500万ドル)、12─13年度には680万ポンドの報酬を受け取っていた。
ただ、バーバリーとアップルでは取り扱う商品が全く異なるため、アーレンツ氏がアップルで商品の品ぞろえについて発言権を持つかどうかは明らかではない。
アーレンツ氏はまた、アップルのブランド展開の戦術を頻繁に利用しているサムスン電子<005930.KS>といったライバル勢からの脅威にも立ち向かう必要がある。
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