外国人が心底パニクる複雑怪奇な日本の鉄道 急行、準急、通勤特急・・・って何!?

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駅が清潔なのも、驚くべきポイントの1つだ。たとえば、アメリカの駅の多くはボロボロで汚く、暗くて危険だ。貧しい人たちが暮らしていることも多く、犯罪者も少なくない。多くの場合、男性であっても夜間に1人で乗車するのは危険だ。日本の鉄道駅はその正反対であり、安全で明るく、歓迎的なうえ、駅構内にたくさんのお店まである。

さらに、都市部ではほとんど、どこにいても近くに駅がある。利用者は気軽に電車に乗って、街のどこにでもすぐにたどり着くことができる。これは細かく張り巡らされたJR、私鉄、地下鉄のおかげだ。また、英語、韓国語、中国語での表示があるだけでなく、多言語で説明できる駅員が増えているおかげで、従来にも増して旅行しやすくなっている。

鉄道に乗りたくて訪れる外国人も

観光列車にも同じ事が言える。特に、私が最近まで住んでいた九州の観光列車の取り組みは、先鋭的だ。たとえば、福岡と大分の湯布院を結ぶ「ゆふいんの森」では、パノラマビューが楽しめるし、犬のマスコットが出迎えてくれる家族向け列車「あそぼーい!」は和室や図書館、木のプールなどを兼ね備えており、見事な阿蘇山のカルデラを眺めながら、子どもと車内で遊ぶことができる。

ほかにも、大阪のスチームパンクスタイルの「ラピート」や、成田エクスプレスなどの革新的なエアポートエクスプレス、ビアガーデン列車、食堂列車ツアーなど、列車の種類も豊富ならば、デザインや乗り心地、その楽しみ方も多種多様だ。

これらはすべて、日本の鉄道会社のすばらしいオリジナリティと創造性を示している。実際、海外では伝説にすらなっている新幹線やこうした観光列車に乗ることは、一部の観光客にとっては日本を訪れる主な理由となっている。日本は鉄道ファンにとって夢がかなう国なのである。

私が以前に住んでいた福岡は、欧米の視点から見たら街の規模が大きいが、日本人的にはまだ「中」ぐらいに当たる。しかし、オーストラリアから訪れた友人は、「こんなに多くの地下鉄、電車、新幹線が行き交うことなんて初めて見た!地下街だって迷路みたい。自分の国なら、めったに電車に乗ることがないのに…・・・」と感動的な反応を示した。

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