三菱自の再建最終章、カギ握る御三家の思惑

御三家からの追加支援も調整。経営再建は最終章

経営再建は最終コーナーに差しかかった。三菱自動車は懸案である巨額の優先株処理のため、大型の公募増資の最終調整に入った。11月上旬に予定する新中期経営計画の発表時期に合わせ、詳細を詰めている。

三菱自は2000年、04年のリコール隠しの発覚などで巨額損失を計上、経営危機に陥った。だが、三菱重工業、三菱商事、三菱東京UFJ銀行の三菱御三家が中心となって約5000億円の優先株を引き受けるなど、グループの支援で乗り切った。

最高益更新の見通し

「今期中に何としても復配のメドをつけたい」。三菱自の益子修社長は6月の株主総会で強く訴えた。

三菱自は東南アジアでの販売が好調で前13年3月期に最高益を更新。今14年3月期は円安効果もあって純利益は500億円超、2期連続で最高益となる見通しだ。業績回復を受けて会社側は1997年度以来の復配に意欲を見せる。6月の株主総会で単体累積損失9246億円を減資や資本準備金の取り崩しで一掃し、復配の準備を着々と整えてきた。

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