米国、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定

追加制裁の詳細は米財務省が21日発表

 11月20日、トランプ米大統領は北朝鮮をテロ支援国家に再度指定し、同国に対する追加制裁を発動すると発表した。写真はホワイトハウスで記者会見に臨むティラーソン国務長官(2017年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、北朝鮮をテロ支援国家に再度指定した。また、同国に対する追加制裁を発動すると発表した。

トランプ大統領は記者団に対し、追加制裁の詳細については米財務省が21日に発表することを明らかにした。

その上で「本日、米国は北朝鮮をテロ支援国家に指定する。もう何年も前にこうすべきだった」と語った。

大統領は「北朝鮮は核による破壊の脅威を世界に与えていることに加え、国外での暗殺を含む国際的なテロ行為を何度も支援した」と説明。「今回の指定は北朝鮮と関係者に対して一段の制裁と処罰を科すことにつながり、残忍な体制を孤立させるためのわれわれの最大限の圧力キャンペーンを支援するものだ」と述べた。

これに先立ち、韓国国家情報院は、北朝鮮が長距離ミサイル開発技術を向上させ米国への脅威を強めるため、年内にさらなるミサイル実験を行う可能性があるとの見方を示し、動向を注視しているとした。

専門家の間では、米国はすでに北朝鮮にかなりの制裁を科していることから、今回の措置には象徴的な意味合いがあるとみられている。

ティラーソン国務長官は記者団に対し、決定は北朝鮮への圧力を高める狙いがあり、化学兵器の使用も理由の一つと説明。「第3者による対北朝鮮活動の中断や制止につながる可能性がある」と述べた。

<思わぬ事態招く懸念>

北朝鮮を除くと、米国がテロ支援国家に指定しているのはイラン、スーダン、シリアの3カ国にすぎない。

一部の専門家からは「国際的なテロ行為に何度も支援を提供した」との証拠を必要とする指定基準に北朝鮮は合致していないとの見方も出ている。

北朝鮮情勢を分析する米情報機関当局者は、テロ支援国家の指定に議論の余地があることを特に考慮すれば、今回の再指定は思わぬ事態を招く可能性もあるとの懸念を表明。北朝鮮がミサイル・核実験を再び実施するなどさまざまな反応が考えられるとした。

*内容を更新しました。

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