「北朝鮮の真の標的はハワイ」という人の理屈 世界滅亡に備える人たちが恐れる事態とは?
マシューさんは25年空軍に勤務し、最後は大佐の地位にまでいた人だ。現在は民間人として勤務しているが、現役時代にはアメリカ軍の最高機関でもあるアメリカ統合参謀本部にいたこともある。そんな彼に言わせると、現在抱える北朝鮮との間の緊張は、過去3代の大統領が行った間違った政策のツケだと話す。
このまま北朝鮮を放置すれば、彼らはますます軍事力を強化させ、脅威になることは確実だ。本件でトランプ大統領を悪く言うのは簡単だが、これまで何も具体的な対策を仕切りきれなかったことが危険な現状を生んだ本当の理由だと、マシューさんは言った。
「戦略的忍耐をこれ以上続ければ、一見平和的解決に思えるかもしれない。けれど遅かれ早かれ、北朝鮮は本格的に爆走する。その爆走が地球破滅の危機レベルになってからでは遅いのだ。有事は誰だって避けたいが、軍事的な視点で平和を維持することを考えるなら、いちばん避けるべきは、この状況に対し『静観し続ける』という誤った選択を取り続けることだ」
核戦争に備えて日本人がすべきこと
こんな話を聞くと、ますます不安になるのは日本のことだ。プレッパーのスティーブさんは、「北朝鮮が『最初に』攻撃するのはアメリカに間違いないが、その後アメリカが強気の軍事攻撃を仕掛けて一気に事を制圧しないかぎり、日本は火の海になりかねない」と語る。
日本中の米軍基地は攻撃の対象だろうし、アメリカに応戦されて捨て身になった北朝鮮が、何をしてくるかは予測もつかないからだ。ちなみにハワイのマシューさんの意見も、スティーブさん同様だった。
「核戦争に備えて日本人がすべきことは、大都市、米軍の拠点がある場所には近づかないことだ。該当地域にいるのであれば、できれば今すぐ引っ越ししてほしい。引っ越す先は川が流れていて、森がある場所。そして外に出掛ける際には、最低限度の水と食料のほか、ロープ、大きなゴミ袋数枚、木綿の布、新聞紙、それに虫眼鏡は必ず持ち歩くように」とスティーブさんは言う。
ほかにもさまざまなものが必要だが、最低限持ち歩くようにと話したものは、何にでも代用ができるものばかりだ。有事によって生活のすべてを遮断されたとき、限られたツールを使い、私たちは生活をしていかねばならない。これらのアイテムは、マルチユースが可能ということらしい。
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