日経平均2万1000円突破、後場急騰の理由は?

9日続伸、1996年以来約20年11カ月ぶり高値

10月13日、東京株式市場で日経平均は9日続伸。2万1000円台を突破し、取引時間中としては1996年11月28日以来、20年11カ月ぶりの高値を付けた。写真は都内で2015年8月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は9日続伸。2万1000円台を突破し、取引時間中としては1996年11月28日以来、20年11カ月ぶりの高値を付けた。良好な世界景気に対する安心感が相場を下支えする中、小売大手の好決算が投資家心理を上向かせ、上げ幅は一時256円に拡大した。9連騰は昨年12月6日─16日以来となる。

TOPIXは5日続伸。オプションSQ(特別清算指数)算出に伴い、東証1部の売買代金は3兆2810億円に膨らみ今年2番目の大きさとなった。セクター別では空運が上昇率トップ。これに小売が続いた。繊維、サービス業、保険はさえない。

ファーストリテイリング<9983.T>が一時6%を超す上昇。18年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比13.4%増の2000億円となり、2年連続での過去最高益更新になるとの見通しを発表していた。きょうの日経平均に対し、1銘柄で約72円の押し上げ要因となった。

9月中国貿易統計が堅調な内容だったことも支援材料となった。「海外投資家が先物買いを進めている」(外資系証券)との声も聞かれた。値がさ株ではファーストリテのほか、ソフトバンクグループ<9984.T>が一時1万円台を回復。2000年3月以来の高値を付けたが、引けにかけては伸び悩んだ。

松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「先物主導で上昇した。日経平均が2万1000円を超えたことで、弱気筋が損切りの買い戻しを迫られた」と指摘。「ここから上は需給的には軽い価格帯だが、指数の上昇の割には証券株の上げはそれほどでもなく、違和感もある」と話す。

個別銘柄では神戸製鋼所<5406.T>が大幅反落。10月11日に付けた年初来安値を更新した。同社が、駆動関連などで使われる「線材」と呼ばれる鉄鋼製品でも品質データを書き換えて出荷していたことが明らかになり、自動車の安全性に直結する部材でのデータ改ざん発覚を嫌気した。

半面、DDホールディングス<3073.T>がストップ高。17年3─8月期の業績予想を12日に上方修正したことが材料視されている。持ち分法適用関連会社のゼットン<3057.NG>を6月に連結子会社化したことに関連して特別利益を計上する。

東証1部の騰落数は、値上がり1206銘柄に対し、値下がりが723銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21155.18 +200.46

寄り付き    20959.66

安値/高値   20933.00─21211.29

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1708.62 +8.49

寄り付き    1697.93

安値/高値   1695.06─1713.65

 

東証出来高(万株) 184795

東証売買代金(億円) 32810.12

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