iPhone 8、使って分かった「絶対買い」の根拠 カメラ機能が驚くほど進化していた!

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アルミニウムのフレームの表面は緩やかに湾曲しており、ガラスのエッジもフレームに向けてカーブを描く。iPhone 4に存在していたガラスとフレームの間のスペースは存在せず、ガラスと金属が一続きのカーブを描いている。

また、ガラスの内面の塗装にもこだわりが見られる。新たに7層のコーティングをガラスに施した。

ガラスのボディは光に溶け込み、これまでにない美しさを放つ。iPhone 4のガラスボディと比べても、塗装の進歩によって、カラーリングと透明感の両立が楽しめる(筆者撮影)

シルバーという色の名称ながら、背面は陶器のように白く、スペースグレーは深みのあるリッチな仕上がり、そしてゴールドは光によってさまざまな表情を見せる。表面の透明感と、深みのある色合いという、矛盾が同居したような表現であり、カバーをつけずに手触りと反射を楽しみたくなるほど、持っているだけで楽しめる存在となった。

そのガラスデザインを最大限に生かすかのように、背面にはAppleロゴと「iPhone」の文字のみが書かれており、認証情報などはすべてiOSの中での表示となった。これも、美しい背面デザインを楽しむことができる要素となっている。

背面がガラスに変わっても、iPhone 7で実現した防水防塵は引き続き採用している。水しぶきや思わぬ水没にも耐えることができ、砂浜のような砂や塩の粒がまう環境でも安心して使うことができる。

ワイヤレス充電はライフスタイルを変える

ガラスの背面を採用したiPhoneは、生前に発表された最後のiPhone 4Sと同じデザイン要素であることから、共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏へのトリビュートとも感じられるが、それだけが理由ではない。ガラスの背面によって、ワイヤレス充電への対応を果たしたのだ。

アップルはiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xで、業界標準規格の1つ、Qi(チー)によるワイヤレス充電をサポートした。アップルによると、充電速度は付属の充電器と同じだとしているが、置くだけで充電することができる手軽さは、体験してみると快適だった。

筆者はiPhone 8とmophie「wireless charging base」の組み合わせで試してみた。この充電器以外でも、Androidスマートフォンを充電できるQi規格のワイヤレス充電器を持っていれば、そのまま利用することができるだろう。

充電の手順は特に説明するまでもなく、iPhoneをwireless charging baseの上に乗せるだけで、おなじみの充電開始音が鳴る。カバーを装着したままでも充電することができるため、いちいち着脱する手間がない。

自宅の枕元のテーブルの上でも、iPhoneを置く場所が決まり、ケーブルの取り回しをスッキリとさせることができるようになる。たとえば家具のグローバルチェーンIKEAはQiをサポートする電気スタンドや充電ステーションをすでに発売しており、テーブルなどにQiのワイヤレス充電を組み込むことができるキットも販売している。

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