新型iPhoneは、一体どっちが"買い"なのか iPhone Xと8 Plusの「共通点」と「違い」

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エントリーモデルとしてSEや6sの販売も継続する(筆者撮影)

なお、iPhone Xの外側のiSightカメラについては、望遠レンズはこれまでより明るいf2.4となり、また光学手ぶれ補正も追加されている。

iPhone 8の新色ゴールドに注目

iPhone 8とiPhone Xでは、発売日も違う。

iPhone 8、iPhone 8 Plusは、9月15日に予約開始、9月22日に発売となる。一方のiPhone Xは10月27日に予約開始、11月3日に発売というスケジュールだ。価格は米国の価格で、iPhone 8が699ドルから、iPhone 8 Plusが799ドルから。iPhone Xは999ドルからだ。

そのため、iPhone 8シリーズのほうが1カ月以上早くに入れることができるようになる。前述のとおり、有機ELディスプレイやインカメラのポートレートモードにこだわらなければ、成熟したiPhone 8、iPhone 8 Plusも、十分に魅力的な選択肢といえる。

最後にもう一つ、iPhone 8シリーズには新しくなったゴールドが追加されている。これまでのゴールドとローズゴールドの中間のような、優しい色合いのゴールドで、ガラスとなった背面と相まって、キャンディーのような、かわいらしいキャラクターとなった。

実機を少しでも早く入手したいのであれば、このゴールドを目当てに、iPhone 8もしくはiPhone 8 Plusを選ぶのが妙手といえるかもしれない。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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