アマゾン「インスタントピックアップ」とは? 米国で「即時受取サービス」を開始

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 8月15日、米アマゾン・ドット・コムは、注文後すぐ商品を受け取ることができるサービス「インスタント・ピックアップ」を米国内で開始する。写真は2月にフランスで撮影(2017年 ロイター/Pascal Rossignol)

[バークレー(米カリフォルニア州) 15日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は、注文後すぐ商品を受け取ることができるサービス「インスタント・ピックアップ」を米国内で開始する。配送時間を従来の数時間から数分に短縮することが可能となる。

大学のキャンパス周辺からスタート

当初は受け取り場所をカリフォルニア大バークレー校など大学のキャンパス周辺5カ所に設置し、年内にさらに増やすという。

利用者はアマゾンのモバイルアプリ上で、スナックや飲料、携帯電話充電器など数百種類の商品から希望するものを選択。待機するアマゾン従業員が2分以内に注文商品をロッカーに入れ、顧客はそれにアクセスするためのバーコードを受け取る。

アマゾンによる配送時間の短縮は、オンライン通販と競合する従来型の小売店にとって脅威となっている。モーニングスターのアナリストであるR.J.ホトビー氏は「アマゾンは食料雑貨販売を推進しており、当然の事業拡大だ」と指摘。インスタント・ピックアップは顧客の小口購入の需要を捉えることが可能だとの見方を示した。

同社は2015年以来、米国内に即日受け取り用の拠点を22カ所設置しており、今回の新サービスも同じ施設を利用することになる。

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