米株式市場は反落、終盤にリスク回避の売り

トランプ大統領の北朝鮮けん制発言が圧迫

 8月9日、米国株式市場は、主要指数がそろって反落して引けた。午後の早い時間までは相場が堅調に推移していたが、トランプ米大統領が北朝鮮に対して強硬的な発言をした影響で、取引終盤にリスク回避姿勢からの売りが広がった。NYSEで2日撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri)

[8日 ロイター] - 米国株式市場は、主要指数がそろって反落して引けた。午後の早い時間までは相場が堅調に推移していたが、トランプ米大統領が北朝鮮に対して強硬的な発言をした影響で、取引終盤にリスク回避姿勢からの売りが広がった。

トランプ氏は、北朝鮮が米国を脅かすなら「炎と怒りに見舞われる」と記者団に語った。オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏は「トランプ氏の反応は攻撃的だった。それが株式市場の地合いが悪化した理由だ」と話した。この発言をきっかけに、それまで夏枯れムードで低調だった出来高は増加した。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所のボラティリティ・インデックス(VIX)<.VIX>は約1カ月ぶりの高水準となる10.96で取引を終えた。

S&Pの11セクターは、公益<.SPLRCU>を除く10セクターが下落。特に素材<.SPLRCM>が0.9%安と下げがきつかった。公益は0.3%高。

金融<.SPSY>はいったん上昇した後で値を消す展開。カリフォルニア州当局が、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>と保険会社が不要な保険を売りつけて住民に不利益をもたらしたかどうか調査するとの報道が材料になった。ただウェルズ・ファーゴの終値は0.3%高とプラスを維持した。

ファッション・ブランドのマイケル・コース<KORS.N>は通期売上高見通しを引き上げたため、21.5%上がった。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.73対、ナスダックが1.47対1でいずれも下げが優勢。米取引所の合計出来高は約62億2000万株と直近20営業日平均の61億5000万株をやや上回った。

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