転職先が小さい会社ならば悪目立ちは禁物だ 小さな組織では良好な人間関係が重要

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また、小さな組織においては、大きな企業よりも組織を構成する個々人の役割が大きいのが実態でしょう。

さらに言うと、大きい組織においては部署によってカルチャーなどが異なることもありますが、小さな組織であればあるほど、全社均一的な思考やカルチャーに支配されており、そういった「常識」と異なる人を排除したがる傾向にあることも事実でしょう。

であれば、合理的に考えて良好な人間関係を相手の職位にかかわらず築くことが大切なのは言うまでもありません。

会社とは共通のゴールを皆で目指す場所

組織とは、決して独りでは成し遂げられない共通のゴールを、構成員皆で共同で成し遂げようとする場所なんですね。

そのため、本来、お互いがお互いを支えあっていくべき場所なんですよ。
ですから、相手の職位によって態度を変えるのではなく、直接仕事の関係がなかったとしても、同じ職場の仲間として、Mさん自身の仕事を楽にしてくれる仲間として接してみましょう。

きっと今以上に仕事もやりやすくなるだろうし、その結果、仕事の結果にもつながると思いますよ。

一般職から総合職への転換を希望されているなら、なおさら現在のMさんにとってプラスになる人だけと、うまくやればよいというわけではないこともわかるかと思います。

「今」だけではなく、「将来」のご自身も考えて行動しないと、いつまで経っても小手先、その場しのぎの対応しかできなくなってしまいますよ。
Mさんが周囲との良好な人間関係を築かれ、やりがいを感じていらっしゃる仕事に長く従事できるよう応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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