アップル、「特許侵害で損害賠償命令」のワケ

ウィスコンシン大学に5.06億ドル支払い

 7月24日、米ウィスコンシン州マディソンの連邦地裁は、ウィスコンシン大学マディソン校の特許ライセンス部門が所有する特許を侵害したとして、米アップルに5億0600万ドルの支払いを命じた。写真はニューヨークで2015年7月に撮影(2017年 ロイター/Mike Segar)

[25日 ロイター] - 米ウィスコンシン州マディソンの連邦地裁は24日、ウィスコンシン大学マディソン校の特許ライセンス部門が所有する特許を侵害したとして、米アップル<AAPL.O>に5億0600万ドルの支払いを命じた。

プロセッサー技術に関連するこの特許を巡っては、ウィスコンシン大学側が2014年、一部のiPhone(アイフォーン)で使用されているプロセッサーが、同校の教授と学生が1998年に取得した特許を侵害しているとしてアップルを提訴。

2015年の陪審裁判でアップルは特許侵害を否定し、特許は無効と主張したが、陪審員は同社に2億3400万ドルの支払いを命じる評決を下した。

マディソン連邦地裁のウィリアム・コンリー判事は今回、特許が期限切れとなった2016年12月までアップルが引き続き侵害したと判断、追加損害賠償と利子として2億7200万ドルを上乗せし、陪審評決の約2倍に当たる額の支払いを命じた格好だ。

裁判所の記録によると、アップルはコンリー判事の判決を不服として上訴する。アップルの広報担当者のコメントは取れていない。

ウィスコンシン大学側は2015年に、比較的新しいiPhoneモデルでも当該特許が侵害されているとして、別途アップルを提訴している。コンリー判事はこの件について、アップルが2015年の陪審評決を巡り上訴するまで判断は見送るとした。

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