安倍首相「加計の申請を知ったのは今年1月」 加計学園への便宜指示を否定 

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

山本地方創生相は「この問題は私が陣頭指揮をとって全て判断・決断してやるべきものと認識しており、首相と個別に話をしたことも無く、指示もない」と述べた。また獣医師会との面談で、山本創生相が獣医学部新設は加計学園に決定された事を伝えたとの医師会側の記録について「この面談の目的は国家戦略特区諮問会議で獣医学部の新設が決まったことの報告であり、これまで新設に反対してきた医師会側の意見を聞くことだった。私からはほとんど発言していない」と述べた。

前川前文部次官の証言を否定

萩生田官房副長官は「加計学園について総理から指示を受けたことはない」と述べ、「文部科学省がこの問題について反対だということも知らなかった」との認識を示した。

和泉補佐官は、加計学園の獣医学部新設について「首相と加計氏が友人だったと明確に認識したのも3月の報道以降」だとした。

和泉補佐官は、前川前文部次官に対して「総理自身の口からは言えないから自分が言う」と発言したとされていることについて、「そのような発言はしてない」と否定。ただ再度問われると「言っていないと思う。それは私の記憶で言っている」と述べた。前川氏の認識が異なることを国会承認喚問で明らかにすべきとの指摘には、「国会の決議に従う」とした。

前川氏は安倍首相から直接この問題で指示を受けたことはないとしながらも、和泉補佐官と9月に面会した際には、加計学園という具体名は出ていなかったが、スピード感を持って対応すべきとの補佐官の発言について「加計学園のことだと認識した」と発言。その際には、獣医学部新設の具体的計画は加計学園のみで京都産業大学はまだ具体化していないと認識していたため、と述べた。

その後10月に同補佐官と面会した際にも文部科学省としてはまだはっきりした方針は立てていなかったとし、加計学園の適性への疑問やその時点では京都産業大学も計画を具体化させていたことも承知していたと説明。そうしたことを和泉補佐官にも伝えたと述べた。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事