南極で史上最大級「1兆トン」の氷山が分離 面積5800平方キロで三重県とほぼ同サイズ
[ロンドン 12日 ロイター] - 英スウォンジー大学と英南極調査所(BAS)によると、10─12日の間に、南極最大の氷棚ラーセンCから史上最大級の氷山が分離した。
氷山は、重さ1兆トン、面積5800平方キロで、三重県やインドネシアのバリ島ほどの大きさ。A68と命名される可能性が高いとみられている。
欧州宇宙機関(ESA)が冬季を通じて衛星を駆使して氷上の割れ目を監視しており、数カ月にわたり分離寸前の状況にあったという。
ラーセンCのある南極半島は主要な貿易ルートからははずれているが、南米からくる客船の重要な目的地となっており、分離により船舶に対する危険が増加した。
ただ、分離前から海上で浮揚していたため、分離で海面の高さが直ちに影響を受けることはない。分離により、ラーセンCの面積は12%以上縮小した。
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