アップル、Siri搭載「ホームポッド」の正体 アマゾンのスピーカー「エコー」に対抗

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
 6月5日、米アップルは、5日から始まった世界開発者会議(WWDC)で、音声アシスタント「Siri(シリ)」を搭載したスピーカー「ホームポッド」を発表した。(2017年 ロイター/Stephen Lam)

[サンノゼ(米カリフォルニア州) 5日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は、5日から始まった世界開発者会議(WWDC)で、音声アシスタント「Siri(シリ)」を搭載したスピーカー「ホームポッド」を発表した。

アマゾン・ドットコム<AMZN.O>のスピーカー「エコー」に対抗する。

アップル・ミュージックと連動しておすすめの音楽を案内したり、メッセージの送信、ニュースのチェック、家電の管理などができる。価格は349ドル。今年12月に米、英、オーストラリアで出荷を開始する。

Siriについては新機能を発表。iPhone(アイフォーン)やパソコンのMac(マック)など異なるデバイス間で作動するよう機能の統合を強化した。

また、アップル・ペイのピアツーピア決済機能を発表。アイフォーン上でメッセージ・アプリを使ってお金の送金が可能になる。送金したお金はアップル・ペイ加盟店で利用したり、銀行口座に移動できる。

このほか、アマゾン・プライム・ビデオのコンテンツがアップルTV、アイフォーン、iPad(アイパッド)などで視聴できる。

アップルはWWDCの場で、拡張現実(AR)と呼ばれる技術に関する取り組みの一端も示した。ARは現実の風景にデジタルの情報を重ねて表示するもので、スマートフォン向けに配信されたゲーム「ポケモンGO」で採用され注目を浴びた。アイフォーンの10周年記念モデルへの搭載が期待されている。

アップルはアイフォーンやアイパッド向けのARソフト開発用ツールを公開したほか、将来的にショッピングモールや空港の構内図にAR技術を活用する可能性も示唆した。

WWDCの参加者は約5000人と、過去最大となった。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事