医師が警告!「朝に潜む健康リスク」は甚大だ 「心筋梗塞、自殺、アレルギー…」対処法は?
まずは、「朝」はどれほど危険なのか、具体的に紹介しましょう。
「朝、飛び起きる」のは危険です!
朝、筋肉や脳を活発に活動させる「交感神経」が働き出すと、血圧と脈拍が上がりはじめ、血を固めようとする動きが強まります。
また、寝ている間に体内の水分は腎臓に集められるため、血管は水分不足で脱水に似た状態になっています。
交感神経と腎臓の働きによって血はドロドロになり、血栓ができやすい状態になっているのです。
そんな状態で、朝、飛び起きてしまうと体に多大な負荷がかかり、心筋梗塞や不整脈などを起こしやすくなります。
自殺も「朝」がいちばん多く、「朝5~6時」が最も危険な時間帯です。
これは、午前中に強い不安感を抱くことが多いのと、家族がまだ寝静まっている時間帯というのが大きな理由です。
また、女性よりも男性のほうが多く、転職や転勤など大きな変化がある時期に自殺リスクがはっきりと高くなる傾向にあることがわかっています。
もし自殺が心配な人が家族にいる場合は、1日の中でもとくに夜から朝にかけて、なるべく側にいてあげて、ひとりぼっちにしない工夫をすることが大切です。
自律神経は交感神経のほかに、休息したりリラックスしたりするときに働く「副交感神経」があります。この副交感神経が優位になってリラックスした状態になると、アレルギー症状が出やすくなるのです。
そのため、かゆみや鼻づまり、くしゃみの連続など、朝、起きたときにアレルギー症状が起こりやすくなるのです。
「朝の症状」を悪化させない、というのが、アレルギー症状を悪化させないコツになります。
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