一方、自家用車の所有率や、配車サービスの普及率も1%程度と低いだけに、「今後大きな成長が見込める」(マー社長)。特に多くの発展途上国にとって、渋滞問題や交通インフラ整備は大きな問題となっており、配車サービスによる問題解消への期待も高まっている。
配車アプリでは世界的に米ウーバー・テクノロジーズが有名だが、マー社長によると、東南アジアにおいてはグラブが先行している。“地元”企業が、世界的な企業に打ち勝っている理由とは何だろうか。
規制当局には逆らわずに「協調」する
1つは、地元企業だけに、東南アジア各国の事情を知り尽くしていることが挙げられる。グラブでは、タクシーやライドシェアなどのほかに、インドネシアのようにオートバイが普及している地域では「グラブバイク」と呼ぶオートバイタクシーの配車も行っている。「たとえば、月曜日にはタクシーを使うけど、火曜日はライドシェア、水曜日はバイクといったように時間や用途によって、交通手段を使い分ける人が多く、インドネシアではこうした選択肢を提供することが重要」とマー社長は話す。
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