日経平均は5日続伸、売買代金は3兆円突破

予想される米国利上げ後も先高感が支配的

 12月12日、東京株式市場で日経平均は5日続伸。終値では昨年12月17日以来の高値水準をつけた。写真は都内で昨年1月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続伸。終値では昨年12月17日以来の高値水準をつけた。米国株高、円安など好調な外部環境を追い風に、午前は輸出関連株が堅調だったほか、出遅れ感のある内需セクターにも循環物色の買いが入った。TOPIXも5日続伸。

朝方は自動車や電機メーカーなど主力の輸出関連株に買いが先行し、日経平均は一時250円を超す上昇となった。他方、銀行や証券など先週急騰した金融セクターは高値警戒から利益確定売りに押され、弱含みで推移した。後場に入ると、トヨタ自動車<7203.T>などの自動車株が下げに転じ、日経平均は伸び悩んだ。

ただ、ドル/円が再び強含むと、日本株もプラス幅を再び拡大。食料品、水産・サービス、小売など出遅れ感のある内需セクターへの買いも相場全体を押し上げた。

13-14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えながらも、売買代金は3兆円を超える高水準を維持し、商いは活況。市場では「米国の利上げは織り込み済み。外国人投資家はFOMC後にクリスマス休暇を取り、市場参加者は減ると予想される。しかし、日本株は世界景気敏感株であり、イベント通過後も米国や中国の経済回復基調を背景とした買いの流れが続くだろう」(楽天証券・チーフ・ストラテジストの窪田真之氏)との声が聞かれた。

個別銘柄では、味の素<2802.T>が4日続伸。同社は9日、核酸医薬品の開発・製造受託会社であるジーンデザイン(大阪府)を12月下旬に買収すると発表した。子会社化による中長期的な業績改善を期待した買いが入った。

半面、三菱UFJ<8306.T>が軟調。先週末まで4連騰した後の買い疲れ感から利益確定売りに押され、伸び悩んだ。三井住友<8316.T>、野村<8604.T>など他の金融株も弱含んだ。

東証1部騰落数は、値上がり1119銘柄に対し、値下がりが773銘柄、変わらずが105銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     19155.03 +158.66

寄り付き   19183.82

安値/高値  19054.00─19280.93

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1531.43+6.07

寄り付き     1537.90

安値/高値    1520.23─1542.99

 

東証出来高(万株) 295550

東証売買代金(億円) 33144.1

 

(辻 茉莉花)

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