映画「この世界の片隅に」配給会社のこだわり 株価は5割増の爆上げ、東京テアトルの貢献
2013年に手放した銀座の自社ビルの売却資金も投じ、作品性の高い映画に出資し、配給権を獲得してきた。『この世界の片隅に』はそうした一連の取り組みが結実した作品なのだ。
しかし、元々はミニシアターの小規模公開から始まった作品。上映館数が広がってはいるとはいえ、東宝の『君の名は。』の観客動員数1500万人超、興行収入200億円超とは桁が異なる。「配給の手数料も興行収入の一部に過ぎない。業績影響はまだ限定的」と新井氏は語る。
時価総額は足元147億円と、11月初旬から30億円近く膨らんでいる。今後株価に見合うだけの業績影響が及ぶのか。それはひとえに『この世界の片隅に』のロングラン、さらなるヒットに懸かっている。
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