「子だくさん家庭」希望の男性が危ない場合 支配欲と独占欲のあらわれかもしれない
1つ目は、自分の城作りのためです。彼らは、孤独感と社会性のなさから、家族を自分の支配下に置き、自分だけの城を築き上げようとしています。その城の家来は多ければ多いほどいいという考えから、子どもがたくさん欲しいのです。
彼ら自身、明確にその目的を認識してはいませんが、どういう家族を築きたいかよりも、「子どもは多ければ多いほうがいい」という発想に、それが表れています。
妻が年子を望んでいるなら問題ありませんが、妻が望まないのに、産後の体調不良の時期に、無理に子作りをしようとする夫には要注意です。出産にはリスクが伴い、出産後は体力が落ちるので育児も大変です。こういった妻への配慮ができないのが、自分勝手なDV系の発想です。「野球チームを作りたい」という夫の夢のために、奥さんはいったい何年間妊娠していればいいのでしょうか?
出産費用や教育費を含めて、生活が成り立つかどうか。夫の希望で子どもを作る割には、夫婦で話し合った形跡がないというのも問題です。
夫は、妻と大勢の子どもを引き連れて外出したがるので、傍目からは「子煩悩な父親」に見られます。これもDVの発覚が遅れる原因です。
妻への支配欲と独占欲
子どもをたくさん作りたがる理由の2つ目は、妻への支配欲と独占欲です。妻の浮気を心配して不安になるDV系は、妻を頻繁に抱きます。DVされた妻がセックスレスに悩んでいたというケースは聞いたことがありませんが、毎日のように求められるので辛いというケースは数多く見てきました。
彼らは、女性の体調や都合に配慮ができないので避妊をしません。その結果、子どもがたくさんできてしまうのです。
信じがたい話ですが、世の中には、妻に自由を与えたくないあまり、何年間も妊娠させておきたいと思う夫もいるのです。
子沢山の夫婦の夫が必ずしもDVをしているわけではないのですが、DVをする夫の家は子沢山であるケースが非常に多いというのが現実です。
一方の妻たちも、夫の要求に抵抗できなかったと言います。反論をすると暴力を振るわれる、でも夫から求められれば抵抗できない……。すでにこの時点で、共依存の関係に陥っていたのかもしれません。
「子どもは何人欲しい?」
もし、彼のDV気質に気がついたら、そう質問してみるのもよいチェック方法です。彼が子沢山を希望した場合は、自分はそう思っていないと伝えて反応を見てみましょう。妻が積極的に希望を言わないので、妻も同じように子沢山を希望していると勝手に勘違いしている場合もあります。彼と違う意見を伝えることで、これに反論するか、話を聞いてくれるかで彼のDV気質を判断できます。
結婚する前に、子どもは何人欲しいか意見を交換しましょう。彼が子沢山を希望したなら、その理由を聞き、自分が納得できるかを考えましょう。
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