日経平均続伸、値がさ株の上昇が大きく寄与 ソフトバンク、ファストリ、京セラが貢献

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 12月7日、東京株式市場で日経平均は続伸となった。米ダウの連日の最高値更新や為替の円安基調など強い外部環境を好感した。写真は都内で1日撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸となった。米ダウ<.DJI>の連日の最高値更新や為替の円安基調など強い外部環境を好感した。先物市場への買いが裁定買いを誘発し、値がさ株を中心に堅調に推移。ソフトバンクグループ <9984.T>、ファーストリテ <9983.T>、京セラ<6971.T>の3銘柄で日経平均を約90円程度押し上げた。

ドル/円は114円台前半でほぼ安定的に推移し、自動車や電気メーカーなど主力輸出株に買いが継続。業種別では電気・ガスが上昇率でトップ。銀行、証券、海運がこれに続いた。一方、水産・農林、医薬品、食料品など内需セクターが弱い。

日中は利益確定売りなどに押され、上値の重い展開だった。ただ、引けにかけじり高基調を強め、日経平均は取引時間中で12月1日以来、4営業日ぶりに節目の1万8500円台を回復する場面があった。

市場からは「投資環境は良いが目立った買い材料はない。為替も最近一番の円安水準である1ドル=114円台後半と比べると、やや円高。昨日の高値近辺が上値となった。1万8500円近辺が節目として意識されている」(SBI証券・投資情報部長の鈴木英之氏)との声が聞かれた。

個別銘柄ではソフトバンクグループ <9984.T>が年初来高値を更新し6%高。同社の孫正義社長は6日、トランプ次期米大統領とニューヨークで会談し、米国の企業に500億ドルを投資することで合意。孫氏の経営手腕に対する期待が買いを集めた。また子会社のソフトバンテク <4726.T>も親会社の報道を受け、ストップ高。

半面、鳥貴族 <3193.T>が軟調。6日に発表した11月の既存店売上高が前年同月比2.7%減と6カ月ぶりのマイナスとなったことが嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1483銘柄に対し、値下がりが422銘柄、変わらずが86銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18496.69 +136.15

寄り付き    18434.54

安値/高値   18410.88─18502.47

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1490.62+13.42

寄り付き    1484.16

安値/高値   1481.18─1490.76

 

東証出来高(万株) 240066

東証売買代金(億円) 26919.64

 

 

 

(辻茉莉花)

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