エディーが去った日本ラグビーに何が必要か ジョーンズ前日本代表HCが語る勝利の組織論

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日本代表チームにとっては、ワールドカップまでの3年間が非常に重要で、勝負の期間となるだろう。最近、初キャップを獲得した7、8人の若い選手をスーパーラグビー、そしてテストマッチと、これからの3年で出場させて、とにかく経験を積ませることが大切だ。

今の日本代表チームにとって、海外の強豪に触れることは非常に大切だ。スーパーラグビーに出場する機会があれば、その経験は積める。スーパーラグビーでは、つねに強くいい選手と戦うチャンスを与えてくれるからだ。

スーパーラグビーを8回から10回経験させること。これから先の3年間でそうした経験を積めば、ワールドカップで活躍できるようになるはずだ。結局、それは私が日本代表のコーチをしていた4年間で行ってきたことと同じこと。あの頃、選手たちは4年間でかなりの経験を積んだ。

――ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの経験不足を指摘し「元ニュージーランド代表のコーチ、グラハム・ヘンリー氏のような人がいいと思っていた」と、文中で主張しています。現在、ジョセフ氏をどう評価していますか。

彼は非常に才能のあるコーチだ。スーパーラグビーでもたくさん勝利を収めている。けれども、彼は国代表のコーチの経験がない。これからは代表レベルのコーチとして学ばなければならない。それを理解できれば彼は非常にうまくやると思う。

選手、そしてチームから最大限の力を引き出す方法

――日本でもイングランドでも、その国の文化や選手の個性を丁寧に見て、それを指導に生かしています。なぜ、そのように考えるようになったのですか?

一人ひとりの強さと弱さを観察し、理解しようという強い気持ちを私はつねに持っている。じっくり観察することはもちろん、その相手とともに時間を過ごしたり、その人がどうすれば気持ちを高められるのか、そして、どのようにしたら、最大限の力を引き出せるのかをつねに考えている。これはスポーツに限らずビジネスにも、さらにはビジネスに限らずどんな場面でも必要なことだと思う。

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