米国株式市場は反落、金融や消費関連に売り 「次の大きな相場のけん引役待ち」との声も

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 11月28日、米国株式市場は反落。先週の大幅高に対する利益確定の動きが見られ、金融株や消費関連株中心に売られた。NY証取で25日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は反落。先週の大幅高に対する利益確定の動きが見られ、金融株や消費関連株中心に売られた。8日の米大統領選でトランプ氏が勝利しインフラ向け支出拡大や減税、規制緩和への期待が高まって以来、S&P総合500種は3%近く上昇。

とりわけ金融<.SPSY>と一般消費財<.SPLRCD>は最も堅調なセクターだった。

オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコフスキス共同最高投資責任者は「大統領選結果を受けて金融などの景気敏感セクターは急伸してきた。今は多少の利益確定売りが出ており、次の大きな相場のけん引役の登場を待っている」と指摘した。

個別銘柄では、大手銀行のウェルズ・ファーゴ<WFC.N>が2%、バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>が2.7%、シティグループ<c.N>が2.3%それぞれ下落し、S&P総合500種を圧迫した。

アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は、感謝祭明け月曜日で例年ネット経由の買い物が膨らむサイバーマンデーの業界売上高が前年比9.4%増と見込まれるとの報告があったものの、 1.7%安となった。

メディアのタイム<TIME.N>は17.6%高。富豪のエドガー・ブロンフマン・ジュニア氏による買収提案を拒否したと報道された。

米取引所の合計出来高は約65億2000万株で、過去20営業日平均の78億4000万株を下回った。騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.99対1、ナスダックは2.36対1でいずれも下げが優勢だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 19097.90 -54.24 -0.28 19122.14 19138.72 19072.25 <.DJI>

前営業日終値 19152.14

ナスダック総合 5368.81 -30.11 -0.56 5387.92 5396.27 5364.91 <.IXIC>

前営業日終値5398.92

S&P総合500種 2201.72 -11.63 -0.53 2210.21 2211.14 2200.36 <.SPX>

前営業日終値2213.35

ダウ輸送株20種 8962.46 -81.75 -0.90 <.DJT>

ダウ公共株15種 651.74 +11.79 +1.84 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 887.25 -3.72 -0.42 <.SOX>

VIX指数 13.15 +0.81 +6.56 <.VIX>

S&P一般消費財 653.06 -5.49 -0.83 <.SPLRCD>

S&P素材 308.98 -1.53 -0.49 <.SPLRCM>

S&P工業 536.26 -3.98 -0.74 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 525.33 +0.85 +0.16 <.SPLRCS>

S&P金融 366.78 -5.17 -1.39 <.SPSY>

S&P不動産 184.32 +0.56 +0.31 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 525.71 -6.98 -1.31 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 794.52 -6.85 -0.85 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 167.45 +1.35 +0.81 <.SPLRCL>

S&P情報技術803.83 -0.75 -0.09 <.SPLRCT>

S&P公益事業242.86 +4.71 +1.98 <.SPLRCU>

NYSE出来高8.70億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 18295 - 35 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 18280 - 50 大阪比 <0#NIY:>

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