NYでドル105円台、クリントン氏勝利観測で 激戦州のいくつかでクリントン氏優勢か

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
 11月8日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で105円台前半に上昇した。写真はドル紙幣、7日撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で105円台前半に上昇した。米大統領選で民主党のクリントン候補が勝利するとの観測が強まり、ドルは円やスイスフランなど安全資産とされる通貨に対して買われ、カナダドルとメキシコペソに対して売られた。

市場関係者によると、大統領選の鍵となるいくつかの州でクリントン氏が優勢との集計が公表されたことで相場が動いた。

ドル/円<JPY=>は一時105.19円と10月31日以来の高値をつけた。終盤は0.55%高の105.04円。ドル/スイスフラン<CHF=>は0.25%高の0.9766フラン。

一方、カナダドル<CAD=D4>は対米ドルで0.2%上昇。メキシコペソ<MXN=>は1%強上昇して9月8日以来の高値をつけた。

BKアセット・マネジメントのFX戦略マネジング・ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「クリントン氏の勝利を見込む取引が一斉に動き始め、メキシコペソ、カナダドル、円がこの日の高値や安値をつけた。これはフロリダ州でクリントン氏が勝つという予想が出たためだ」と指摘。「今回の大統領選ではフロリダ州が極めて重要な位置を占めており、クリントン氏がこの州で優勢だという事実は決定的だ」とした。

ユーロ/ドル<EUR=>はいったん1.1009ドルと1週間ぶりの安値をつけた後、やや下げ幅を縮め、終盤は0.15%安の1.1021ドルで取引された。

ドル指数<.DXY>はユーロと円に対する上昇を支えに、1週間ぶりの高値をつけた。

7日公表されたロイター/イプソスの世論調査によると、クリントン氏勝利の確率は90%だった。

ドル/円 NY終値 105.14/105.18

始値 104.75

高値 105.20

安値 104.58

ユーロ/ドル NY終値 1.1023/1.1029

始値 1.1040

高値 1.1054

安値 1.1009

 

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事