サムスン、ノート7の生産を一時中断 詳しい検査を実施し品質管理を向上
[ソウル 10日 ロイター] - 関係筋の話によると、韓国のサムスン電子<005930.KS>は最新スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の生産を一時中断したもようだ。
関係筋が10日、ロイターに明らかにした。何か特定の問題が見つかったのか、生産はいつ中断されたのかなど、詳細には触れていない。
サムスンは、一部が発火したとの報告を受け、出荷量を調整していることを明らかにした。
サムスンはバッテリーの不具合を理由にノート7のリコール(無償回収・修理)を行ったが、交換後の製品からも発火事例が出ている。
同社社員はロイターの取材に、熱による損傷問題の報告について調査中で、米消費者製品安全委員会(CPSC)が承認した措置に沿って、直ちに問題を解決する方針を示した。
米豪の通信大手各社も、対応に踏み切った。
ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>が、ノート7の交換を停止する方針を明らかにした。
AT&T<T.N>は、交換後の発火事例を理由に、ノート7の交換を中止した。TモバイルUS<TMUS.O>は、サムスン電子が「問題に関する複数の報告」を調査する間、販売および交換を停止する、としている。
豪テルストラ<TLS.AX>は、サムスンがノート7の供給を停止したと説明するなど、豪州でも影響が広がっている。
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