徹底解剖!「カープ男子」を虜にする超魅力 僕たち「カープを愛し続けて」四半世紀以上

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中学に入って野球部に入り、本格的に野球を始めると、練習で球場には行けなくなった。高校も強豪校に進学したのでプロ野球の観戦どころではなくなった。だが、野球で身を立てることは早々にあきらめ、大学に進学。学生時代は年間5~6試合は神宮に通ったが、就職して現在に至るまで、観戦回数は年間2~3回止まり。球場にはなかなか行けないが、スポーツニュースのチェックは欠かさず、カープへの熱い思いをずっと持ち続けてきた。

会社員の三好淳之さん(43)は広島生まれの広島育ち。同級生は皆広島ファンだったので、物心ついたときにはカープファンになっていたが、広島出身ではない両親は巨人ファンだったという。子供の頃は市民球場で巨人戦があると連れて行ってもらえた。

三好さんは大学入学から博士号取得までの9年間を関西で過ごし、さらに就職後も関西での勤務だったため、この間周囲は阪神ファンだらけ。「甲子園で広島を応援しようとしたら、友人と席が別々になってしまうので、甲子園には広島戦以外のカードを見に行っていた」という。その後海外勤務を経て東京勤務となり、ようやく年3~4回観戦できるようになった。

神宮は首都圏カープファンの第2の聖地

ユニフォームを手にカープ優勝を喜ぶ櫟本さん(左)と高見さん(右)

3人とも「首都圏で観戦するならハマスタも悪くはないがやはり神宮」と口をそろえる。東京ドームは阪神戦以外、外野レフトスタンドのうちスコアボード寄りの半分を巨人の応援席にしているので、カープファンは内野側半分しか入れない。

内野も下段のほとんどが年間シートになっているうえ、外野に近い一角がガールズシートだったりする。上段ですら巨人ファンのエリアが入り込んでいる。とにかく売り出されるチケット自体が少ないので、買えないうえに高い。

その点、神宮は屋外球場でしかもレフト側半分はカープファンが自由に買える。思い切りスクワット応援ができて、周囲のカープファンと喜びを分かち合える。ハマスタも屋外球場である点は良いが、東京ドーム同様にレフトスタンドのスコアボード側半分がホーム応援席。横浜自体の人気上昇もあいまって、こちらもチケット確保が難しくなっている。

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