iPhone7が「超魅力的な端末」といえる理由 頻繁に使う要素をしっかり磨き込んだ
現地でデモコンテンツを見たりハンズオンで触ったりした際、もっとも感心したのは写真の美しさだ。iPhone 7シリーズは、5.5インチモデルのPlusも含め、ディスプレイとカメラの両方が改良されているが、搭載カメラは業界標準に則った画像ファイルを吐き出すとともに、ディスプレイとのマッチングが図られているようだ。またディスプレイのカラーマッチングも改善されているという。
そうした撮像と表示の両面でチューニングを施した上で、専用映像処理プロセッサ投入や50%光量が増えた2色混合のLEDフラッシュライトなどによる高画質化が図られている。プレゼンテーション内容を素直に受け止めれば、CMOSセンサー自身も高性能化しているとみられる。
暗所での色ノイズが減少
その結果、写真の基本的な質が高まり、明所での解像感、発色ともに大きく改善しているように感じられた。明所ではより高精細かつ”コクのある発色”となり、暗所でも極端な解像度の低下や色ノリの極端な悪化がみられない。とりわけ暗所での色ノイズ減には良い印象を持った。
特にiPhone 7 Plusの画質は、コンパクトデジタルカメラを持ち歩く意義を、今一度考え直すほどのものだ。7 Plusのみに通常の28ミリ画角相当のカメラと、56ミリ相当の画角を持つカメラのデュアルカメラが搭載されている。これはズーム時に活用されるのだが、実は望遠ズームだけで使われるのではない。
常に両方のカメラを稼働させ、映像処理エンジン内で合成することで、より細かな情報を引き出すとのこと。詳細に比較したわけではないが、単なる画素数、感度といった数字ではなく、写真の質という面で良い印象を持った。
もうひとつ、実に効果的と感じたのはステレオスピーカーである。
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