ヒュンダイ、“究極のエコカー”で先手 燃料電池車のライン生産、トヨタ、日産押さえ世界初を奪取

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ヒュンダイの燃料電池開発部門の担当者は「コストは現在から半減させないと市場性はない。量産と部材コスト削減の必要があるが、17~18年ころに実現したい」と語る。

燃料電池を巡っては、世界の大手自動車メーカーが取り組んでおり、90年代後半から2000年ごろに試作車を発表。その後、特定の顧客向けにリース販売をするなど商業化に向け開発を続けている。ヒュンダイは開発に着手したのは2000年と遅かったが、05年にはFCV専用の研究拠点を設けるなど力を注いできた。他社がまだ1台1台の個別生産のなか、一足早くライン生産に踏み切った。

トヨタも15年から、日産連合は17年にも量産へ

日本メーカーでは、トヨタ自動車が15年から量産車の販売を開始、20年には次世代自動車で開発提携する独BMWとの共同開発車を投入する計画を明らかにしている。日産自動車も独ダイムラー、米フォードと提携して共同開発に取り組み、早ければ17年にも量産車の販売を行う予定だ。ホンダも独自に開発を進めており、15年に量産車の販売を目指しているところだ。

各メーカーとも、自動車としての基本的な技術開発には目処が付いたとしており、最後の課題であるコストダウンが狙い通り進めば、いよいよFCV時代の到来が見えてくる。

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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