任天堂の4─6月期は245億円の最終赤字、為替差損350億円計上

為替差損を350億円計上

 7月27日、任天堂が発表した4─6月期連結決算は、最終損益が245億円の赤字(前年同期は82億8400万円の黒字)だった。写真は京都市で2013年1月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 27日 ロイター] - 任天堂<7974.T>が27日発表した4─6月期連結決算は、最終損益が245億円の赤字(前年同期は82億8400万円の黒字)だった。営業外で350億円の為替差損を計上したことなどが響いた。

売上高は前年比31.3%減の619億円だった。円高の影響に加え、据え置き型ゲーム機「Wii U」の販売が前年比53%減の22万台と大きく落ち込んだことなどが足を引っ張った。

営業損益は51億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)だった。

通期予想は据え置いた。営業利益はトムソンロイターが調べたアナリスト18人の予測平均値483億円をやや下回る前年比36.9%増の450億円を見込んでいる。

任天堂をめぐっては、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が大ヒットとなったこと受け、株価は一時6年3カ月ぶりの高値となる3万2700円まで上昇したが、22日に「業績に与える影響は限定的」と発表したことで急落。27日は2万2305円で取引を終えた。

ポケモンGOは米グーグル<GOOGL.O>からスピンアウトした米ゲーム会社ナイアンティックが開発・配信を手掛け、ポケットモンスターの権利を保有している「ポケモン」はライセンス料と開発運営協力費を受け取る関係にある。

ポケモンは任天堂が32%出資する持ち分法適用会社。任天堂はナイアンティックにも出資しているが、出資比率は明らかにしていない。

任天堂はアプリと連動する周辺機器「ポケモンGOプラス」を7月末に発売する予定だったが、準備に遅れが生じているとして、発売時期を9月に延期した。

*内容を追加して再送します。

(志田義寧)

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT