急落した任天堂の株価、どっちへ向かうのか 27日の第1四半期決算での説明に注目集まる

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みんなポケモン探しに夢中だ。しかし任天堂が、「ポケモンGO」からは大きな収益は得られないと発表したことで、株価が風邪をひいたようだ。このニュースが報じられた影響を受け、任天堂の株価は18%近く急落しました。

ゲームのリリースによって、任天堂の株は大量に買われた。ロイターの株式市場担当部長であるビクラム・サブへダー氏は、急落したとはいえ株価は依然、順調であると言う。

「今日下落したと言っても、『ポケモンGO』が米国でリリースされる前日と比べて約60%も高値を維持しています」

任天堂が「ポケモンGOの業績への影響は限定的」と発表したのは金曜日だった。

「ポケモンGO」は米国の出資先であるがナイアンティック社が制作したものであり、任天堂はライセンスや手数料による収益といった限定的な利益影響しかない、というものだ。

しかしそれは短期的な見方に過ぎないかもしれない。

フリーランスの市場アナリスト、ダレン・シンデン氏は次のように言う。

「テストケースとしては非常にうまくいったと思います。日本では1日当たり1000万ダウンロードを達成しました。もちろんそこから実際に利益を得るのは難しい話ですが、任天堂は前例をつくったと思います。そしてそれを実際の利益に結びつけていくことを期待しています」

ピカチュウとその仲間たちは今のところ、任天堂のバランスシートには貢献していないかもしれない。京都に拠点を構えるゲーム会社は、水曜日に第1四半期の利益を発表する予定だ。投資家たちは、次にどこにポケモンが現れるかに注目している。

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