「不倫ドラマ」がそろった理由と女優の覚悟 男を刺激し、女もハマるキスシーンとは?

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21世紀に入ってからは、2001年の『水曜日の情事』(フジテレビ系)、『昔の男』(TBS系)、2002年の『バラの十字架』(フジテレビ系)の放送後は不倫ドラマが激減。しかし、2010年代に入ると『セカンドバージン』『ガラスの家』『紙の月』『さよなら私』(全てNHK)と、意外にもNHKが不倫ドラマを立て続けに放送しました。そして、2014年の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が物議を醸したのは記憶に新しいところです。

特にここ数年間は、女性の揺れ動く心境を丁寧に描き、映像の美しさを追求した「女性が楽しめる不倫ドラマ」が増えました。描かれているのは、ドロドロの愛憎劇というより、日常のすぐそばにある危険な恋。ふとした出会いから芽生える恋心や、日常への不満から生まれた必然性のある展開が、女性視聴者の心をつかんでいるのです。

今期の『不機嫌な果実』『毒島ゆり子のせきらら日記』も、「普通の女性でも、こういう状況なら不倫してしまいそう……」という“多少のリアリティを含むファンタジーの世界”を追求している様子がうかがえます。

ヒロインをより魅力的に見せる

今期の不倫ドラマに共通しているのは、女性目線を踏まえたムード重視の筋書きと、映像の美しさ。たとえばベッドシーンでは、直接的な露出ではなく、キャストの表情やセリフ、カメラワークなどの工夫で、視聴者が疑似体験しているような映像に仕上げています。

ムード重視の筋書きと、映像の美しさを生かすためのポイントは、セクシーなイメージの薄い女優を使うこと。『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の上戸彩さんがまさにそうでしたが、今期の作品でも栗山千明さん、前田敦子さん、相武紗季さんらセクシーなイメージの薄い女優を起用することで、視聴者は疑似体験しているような臨場感を味わえるのです。

逆に、セクシーなイメージは、男優側のキャスティングでカバー。栗山千明さんの相手には成宮寛貴さんと市原隼人さん、前田敦子さんの相手には新井浩文さん、相武紗季さんの相手には伊藤英明さんなど、フェロモンや筋肉美のある男優をそろえています。

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