不振ジャレコに集結、ライブドア人脈の謎

不振ジャレコに集結、ライブドア人脈の謎

ライブドア(LD)事件から2年以上が経過した。一審で2年6カ月の実刑判決(証券取引法違反)を受けた堀江貴文元社長の控訴審も25日には結審する見込みで、事件は急速に過去のものとなりつつある。そうした中、経営不振のジャスダック企業にLD人脈が集結し、一部で注目を集めている。

その会社はジャレコ・ホールディング。ゲーム業界中堅だった同社は2000年に香港資本に買われ、放送や音楽分野に多角化を図ったが、ことごとく失敗。05年には投資ファンド・サンドリンガムが経営権を取得し、投資会社化した。YOZAN、アポロ・インベストメント(現ステラ・グループ)といった不振企業とも提携。昨年10月には大株主が韓国系ファンド連合に移った。社長交代も頻繁で、変わらないのは赤字だけという典型的な低迷企業だ。

株式交換で買収したライブドアゆかりの会社群

そんなジャレコに3月27日、新社長が就任した。再建請負人として乗り込んだ羽田寛氏は、LDで取締役を務めていた人物。LDが買収した不振企業の立て直し役として、日本グローバル証券(後にライブドア証券)やジャック・ホールディングス(後にライブドアオート)などの社長を務めたことで知られる。

同じ日に取締役に就いた徐躍平氏も中国英極軟件開発(大連)(旧ライブドアチャイナ)総経理(社長)だった人物。LDグループでは、投資事業を仕切っていた宮内亮治元取締役(一審で1年8カ月の実刑判決を受け控訴中)と親密だった。堀江元社長の公判では、宮内元取締役が無断で徐氏に9000万円を送金、広告会社立ち上げを図ったとの事実も判明している。

羽田社長就任に先立つ1月31日、ジャレコは「EMCOM」という会社を株式交換で完全子会社化すると発表していた(実施日は3月14日)。EMCOMはもともとLDのグループ会社。代表取締役の竹内秀人氏は元LD従業員で、宮内元取締役とは中学時代の同級生でもあり、結婚式の司会も務めたほどの仲だ。公判では宮内元取締役の情状証人として出廷。「社会復帰できるようになったら私どもの会社に力を貸してほしい。私がしっかり責任を持ってこんなことにならないように管理していきたい」と訴えていた。


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