コンビニ好調を喜べないセブン&アイの死角 グループ内の2極化に直面

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セブン−イレブンが好調なのは、好採算のプライベートブランド(PB)商品「セブンプレミアム」が当たっていることが大きい。セブンプレミアムは、お手ごろな価格ながら一定以上の品質を持った製品をとりそろえており、最近は小分けにした総菜やデザートなどを中心に品ぞろえも拡充。単身者に加え、これまでスーパーで買い物をしていた女性やシニア層の取り込みが進みつつある。

前期4200億円を売り上げたセブンプレミアム商品は、今期には4900億円を超える勢いで、「セブン−イレブン・ジャパンにおける貢献度は非常に高くなっている」(セブン&アイの村田紀敏社長)。

とはいえ、期初計画からみるとコンビニの好調がスーパーの不振を補えていない状況だ。セブン&アイは15年度までにイトーヨーカ堂の正社員を半減させるというリストラ策にも踏み切る。スーパーの建て直しに向けた戦略が問われている。

平松 さわみ 東洋経済 記者

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ひらまつ さわみ / Sawami Hiramatsu

週刊東洋経済編集部、市場経済部記者を経て、企業情報部記者

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