ハイブリッド独走するトヨタ、EV参入の本気度 東京都内で「環境技術説明会」を開催

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 トヨタにとってエコカー戦略の枢要は、当面ハイブリッドとなる。「2012年のHV世界販売台数は100万台を超える。13年度以降も毎年100万台以上の販売を見込む」と、内山田副会長は力説した。今の燃料インフラを活用しつつ、エンジン車に比べて格段に燃費を上げられるハイブリッドは、現状ではEVよりも優位。EVがその差を詰めるにはまだまだ時間を要する。

 EVで先行する日産自動車「リーフ」の11年度の販売台数は約2万3000台、三菱自動車「アイミーブ」は同約1万6000台と、トヨタのハイブリッドに比べると2ケタ少ない。トヨタの環境技術説明会場で大写しになったスライドには、「エコカーは普及してこそ環境に貢献する」というコメントが踊った。今回の環境技術説明会は、HVに対するトヨタの絶対的な自信をうかがわせた。言い換えれば、EVへの”勝利宣言”だったともいえそうだ。


■EVとHVが融合したプリウスPHV

 


■プリウスの中身も公開、テレビカメラも熱心に撮影

 


■スポーツ多目的車「RAV4」ベースのEV

 


■次世代の変速機となるスーパーCVT

 


(撮影:今井康一)

大坂 直樹 東洋経済 記者

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おおさか なおき / Naoki Osaka

1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京五輪・パラにボランティア参加。プレスチームの一員として国内外の報道対応に奔走したのは貴重な経験。

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