米ペプシコにスナック菓子を供給するカルビーの真意

米ペプシコにスナック菓子を供給するカルビーの真意

「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「じゃがビー」などで有名なカルビー。国内スナック菓子市場では、約5割のシェアを握る圧倒的なガリバーだ。

そのカルビーが米国食品大手のペプシコ(本社・ニューヨーク)と北米で本格的なタッグを組んだ。カルビーは9月20日、ペプシコとの業務提携を発表。米国オレゴン州で来春稼働する新工場で生産するポテトスナック「Jagabee」(日本名「じゃがビー」)を、ペプシコ傘下で菓子メーカーとして世界最大手である、フリトレー社のルートを通じて北米で販売する。

カルビーは2009年にペプシコと資本提携を交わしていたが、具体的に連携するのはこれが初めてとなる。北米における「Jagabee」の販売やマーケティング活動は、ペプシコグループに独占権を与える。

今回の提携は、カルビーにとって北米事業の大きな転換点となる。カルビーが20日に発表したニュースリリースには一言も触れられていないが、実は北米で販売する「Jagabee」には、当面「フリトレー」社の製品ブランドが冠される。つまり、カルビーはフリトレーにOEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始するのである。

カルビーは1970年に北米へ進出。現在はカリフォルニア州の工場で「かっぱえびせん」と、さやえんどう系スナックの「Snapea Crisps(スナッピークリスプス)」を生産している。これには「カルビー」ブランドが冠され、カルビー独自のルートを通じて現地販売しているものの、カルビーの北米事業は12年3月期で売上高16億円とグループ全体のわずか1%にも満たない。

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