ソフトバンクが“後出しジャンケン”でiPhone5のテザリングを発表、発売前にKDDIとのバトル過熱

ソフトバンクが“後出しジャンケン”でiPhone5のテザリングを発表、発売前にKDDIとのバトル過熱

ソフトバンクは21日のiPhone5発売を前に、高速通信規格のLTE対応のスマートフォンを対象に、スマートフォンをモバイル無線LANルーターとして利用できる「テザリング」機能を提供すると発表した。ただし、サービスの開始は来年2013年1月15日の予定とまだ先だ。

これまでソフトバンク、KDDI(au)ともにiPhoneによるテザリングは提供していなかった。だが、通信容量が大きいLTEに対応したiPhone5の発売に合わせ、KDDIはテザリングを提供すると発表、一方でソフトバンクは提供を見送っていた。もともとテザリングに対するニーズは非常に高いため、iPhone5の競争では、KDDIに対するソフトバンクのサービスの見劣りが目立つ格好となっていた。

19日に記者会見を開催した孫正義社長は「後出しジャンケンですが」と述べ、KDDIのテザリングに急遽、対応を決めたことを明らかにした。iPhone5発表以来、料金等ではほとんどKDDIと横並びできたものの、テザリングなしでは戦えないと判断したようだ。

現時点ではLTEの基地局整備が不十分のため、爆発的に通信量が増えるテザリングには対応できない。このため急ピッチでLTEの基地局整備を進め、3カ月後には対応できる見通しになったという。加えて、iPhone5が使う周波数帯でのLTE基地局の整備ではソフトバンクの方が大幅に進んでいると強調、KDDIに比べて立ち後れているとの評価に反論した。


■iPhone向けLTEでの優位性を強調

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナショック、企業の針路
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
文具業界を揺るがす動乱<br>「コクヨvs.プラス」の全真相

昨年末のぺんてる株をめぐる文具2強によるプロキシーファイト(委任状争奪戦)。両社のバトルには、8月に設立したプラスの卸子会社が2年前の計画で一度頓挫していたことにも伏線が。縮小する文具業界再編をめぐる壮絶な主導権争いに迫ります。