外資役員驚嘆!「日本人の仕事は実に正確だ」

アメリカ人広告企業役員の1日に密着した

7:00am 娘をスクールバスの停留所まで送る。娘はインターナショナルスクールに通う6年生だ。送り届けた後、私も仕事に向かう。

8:00am オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンの朝はとても静かだ。夜は一転してとても忙しいが、朝は穏やかな時間が流れる。現在、私は東京マラソンに関する、スポンサーシップ契約の提案を手がけている。どのようにスポンサー企業がこのイベントに関わっているのか、東京マラソンを見学して勉強するつもりだ。イベント関連グッズにスポンサー企業のロゴを付ける以上に、走者や、ファン、果ては街中でのエクスペリエンスを、いかにスポンサー企業が向上させるのか、とても興味をもっている。

IBMのワトソンの新たな能力について話し合う

9:00am 今日は金曜日だ。9時から日本IBMのブランドコミュニケーションを統括する山口有希子氏と、オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンのビジネス・ディレクターの大迫レオ、及びアカウント・ディレクターの朝倉慶との定例会議がある。今週は、IBMのワトソンの新たな能力について話し合う。

ワトソンはコンピューターでありながら、人と同じように情報から学び、経験から学習することができるコグニティブ(認知)システムだが、そのワトソンが日本語を話せるようになった! 今四半期の後半には、ワトソンと俳優の渡辺謙が出演するテレビCMが放映される。これを、正しいタイミングで、狙っているターゲット層へ届けるのが、私の仕事だ。

オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンの多くのスタッフはバイリンガルであるため、私たちは英語と日本語を織り交ぜて話す。しかし、正式な会議の場などでは日本語しか使われない。このような状況では、通訳者が必要不可欠だ。私は通訳者がいなければ何もできない。

11:00am 日本で行う会議について、ネオ・アット・オグルヴィのアジア支社と連絡を交わす。このアジア支社は香港に拠点を構えていて、お互いの成果や新たなアイデアについて、年に数回ほど互いを行き来しながら意見交換をしている。

「ファミリーレストラン」風のブースでランチ

0:00pm 次に、私は同僚たちとランチを食べる。私のデスクの近くには「ファミリーレストラン」風のブースがいくつかあり、そこで同僚たちとランチを摂るのだ。ファミリーレストランの席に似ているため、そのように呼んでいる。今日はビルの1階にあるパン屋さんでサンドイッチを購入して食べた。

職場がある恵比寿の良いところは、ランチの選択肢が豊富にあることだ。日本の職場のランチは、お弁当屋さんやコンビニから購入するお弁当、丼物や麺類が普通だ。

最近の私のお気に入りは天丼だ。とても美味しい。ランチの席では、人気のあるアメリカのテレビ番組や、日本市場に参入してくる動画配信サイトや、日本で制作されるオリジナルコンテンツなどの話をしている。

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