コンビニのおでん商戦本格化、販売ピークは季節の変わり目

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 気温が上がらず、飲料やアイスクリームが売れない--。今年はコンビニ業界にとっても寒い夏となった。この中で、好調な売れ行きを見せるのがおでん。コンビニ各社は9月上旬から70円均一セールなどを打ち出して、秋商戦へと走り出した。

おでんはコンビニにとって、フライドチキンなどと並ぶ、秋冬の主力ファストフード。地域色の強いメニューだけに、各チェーンは関東風や関西風などつゆや具材を変えて工夫を凝らす。地区ごとに新商材を発掘するなど、毎年改良を重ねている。

今年の秋冬、ローソンは新商品で勝負する。中でも、おでんつゆをかけて食べる「うどん」は変わり種。ありそうでなかった組み合わせに、評判も上々という。一方、セブン−イレブンはさつま揚げを20%増量するなどお得感を演出。ファミリーマートは全国7地区につゆを分け、東北地区では秋田の「しょっつる」を使うなどより地域色を強めている。

毎年、コンビニでは8月後半からおでん販売を開始する。残暑の折から売る理由は、気温が低下すると温かい食べ物を求める客が増えるため。実際、販売のピークも9月後半から10月の季節の変わり目に訪れる。夏場の苦戦を脱し、秋本番を迎えるために各社のおでん競争がますます過熱しそうだ。

(田邉佳介 =週刊東洋経済)

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