秘密とウソと報道 日垣隆著
新聞も雑誌も誤報を飛ばすのはなぜか。ジャーナリストがスクープを取りたいがために犯すルール違反は許されるのか。
ジャーナリストの著者が、奈良の少年調書漏洩事件、『週刊新潮』大誤報事件、足利事件など報道をめぐるスキャンダラスな事件を取り上げ、ジャーナリズムのあり方に独自の視点で切り込む。
編集者がウソにだまされた経緯を検証しながら、メディアが一線を越えるか踏みとどまるかの分かれ目はウソの見破り方の巧拙にあり、そのために欠かせない「ウラ」取り取材の難しさを指摘。
しかし新鮮なニュースを流すためには、ときにリスクも冒す覚悟で「マンネリズム」と戦わなければならないと、ジャーナリズムの奮起を促す。
幻冬舎新書 777円
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