日本の電機大手の目前に暗雲が広がっている 

中国のスマホが伸びず円高加速も痛手に

 2月12日、国内の電機・デバイス大手の業績の先行きに暗雲が広がってきた。写真は北京で2012年12月撮影(2016年 ロイター/Petar Kujundzic)

[東京 12日 ロイター] - 国内の電機・デバイス大手の業績の先行きに暗雲が広がってきた。中国経済の減速やスマートフォン(スマホ)の伸び率鈍化に加え、足元の急速な円高も懸念に拍車をかけている。金融市場が大揺れの中、現在の状況は一時的な踊り場なのか、潮目が変わったのか。業界事情に詳しい市場関係者は見極めが必要だと指摘する。

中国、新興国が業績に影響

大手電機の中で業績好調組の日立製作所<6501.T>とパナソニック<6752.T>の2社が、2016年3月期の営業利益予想を下方修正した。日立は従来予想比7.3%減の6300億円、パナソニックは同4.6%減の4100億円に見通しを引き下げた。

日立の中村豊明副社長は3日の15年度第3・四半期決算会見で、下方修正について「中国や資源国の経済減速が大きい」などと説明。中国向けの建機やエレベーター、産油国でのプラント向け設備などが落ち込んでいるという。

中国の状況について中村氏は、「ビル、不動産は立っているが、入居者が見つからないマンションが地方で出ている。調整に時間がかかる」と語った。

パナソニックの河井英明専務は、「中国でのエアコン、デバイス事業やICT(情報通信技術)向け二次電池などの販売低迷は下期に入り加速した」(3日の同会見)と話した。

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