価格と燃費を両立、HVには負けない 日産・新型ノート、企画責任者・水口美絵氏に聞く
--CPSとして最も苦労したことは?
低燃費と低価格という「二元価値」を追求する中で、(エンジニアに)とてもわがままなことを言っているという自覚があった。外国人の役員から「お前の求めているのは、ホワイトエレファント(白い象=あるはずのないもの)だ!」と言われたこともありました。その時悲しくメモした白い象の絵は、まだ私の机に貼ってあります。
私も自動車業界が長いので、自分の言っていることがどれほど野蛮なことか自覚はありましたが、お客様のために言わなければならない。そして「白い象」はいました。周りに助けられた結果ですが、そこでひるんではならないことを改めて学んだ。お客様の代わり、それが私の仕事の本質です。
(聞き手:並木 厚憲、撮影:尾形 文繁 =東洋経済オンライン)
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