楽天が美容室のネット予約サービスに進出、利便性向上で市場獲得を目指す

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現状、美容室のネット予約ではリクルートなどが先行している。だが、高橋理人・楽天常務執行役員は、「7600万人の会員基盤が楽天の強み。会員には美容室の中心顧客である20~30歳代女性も多く、利用者を誘導できる。そもそも美容室予約のネット化率はまだ数%程度と、圧倒的に電話予約が中心。ネット予約市場はこれから作っていく市場だ」と意欲を見せる。利便性を高めることで、旅行業界のようにネット化が急速に進むことも期待している。



■高橋理人・楽天常務執行役員

国内の美容市場全体は漸減傾向が続いている一方で、施設数は微増している。すなわち施設間競争は厳しくなっている。高橋氏は「忙しい人でもネットで簡単に予約できるようにすれば、美容室に行く回数が増える可能性は十分ある。ネットは美容室にとっても有望な集客手段だ。現実に、ネット通販の楽天市場は、忙しくて買い物に行けなかった顧客を取り込みながら成長している」と説明する。

なお、楽天サロンはもともと5月にスタートする予定だったが、システム開発の遅れのため延期され、今回のスタートとなった。

◆楽天の業績予想、会社概要はこちら

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(東洋経済オンライン)

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