トヨタ自動車が今期営業益見通しを前期比21%減の3兆8000億円に上方修正/新社長に近健太氏,豊田章男会長は留任、佐藤恒治社長は副会長に

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

トヨタ自動車は6日、近健太執行役員(57)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。佐藤恒治社長は副会長になる。人事は4月1日付。

近氏は経理部門の役員などを経て、2022年4月に取締役兼副社長に就任した。その後、トヨタの子会社で実験都市や自動運転技術の開発などを手掛けるウーブン・バイ・トヨタの幹部となっていたが、25年1月にトヨタに復帰していた。

豊田章男会長は留任

近氏はトヨタ不動産の取締役も務め、トヨタグループによる豊田自動織機への株式公開買い付け(TOB)計画にも携わってきた。豊田章男会長は留任する。

同日午後に会見した近氏は、事業をしっかり継続していくため、損益分岐台数を引き下げて悪いときに踏ん張れる構造をつくりたいなどと抱負を述べた。また、豊田織機のTOBについてはこれまでと同様、トヨタ不動産取締役としてトヨタの情報を遮断するなど利益相反の問題を管理しつつ、関与を続けていくと話した。

ブルームバーグ・インテリジェンスの吉田達生アナリストは近氏について、長く豊田章男会長の側近として仕えてきており、「意思疎通は非常にスムース」だと評価。トヨタには優秀な社長候補が大勢いる中でも、近氏は経験・能力に加えて、率直で分かりやすい物言いがトップとして大きな魅力であり武器になり得るとの見方を示した。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事