不登校35万人時代、「学校に行きたくない」と言われたら?→児童精神科ナースが明かす「最初のひと言」と親が"絶対にしてはいけない"対応

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
辛そうな小学生の男の子とその母親
子どもが「学校に行きたくない」と口に出すのは、多くの場合「もう限界」というサインです(写真:beauty-box/PIXTA)
「学校に行きたくない」
子どもからそう打ち明けられたとき、動揺せずに受け止められる親は多くないだろう。
「だからこそ、事前に“どのような声かけをするか”という心構えを持っておくことが重要です」と語るのは、児童思春期精神科病棟に12年勤務する看護師の「こど看」氏だ。
文部科学省の調査によれば、令和6年度の不登校の児童生徒数は過去最多となり、小学生は13万7704人、中学生は21万6266人にのぼる。決して一部の家庭だけの話ではない。
本記事では、こど看氏の著書『児童精神科の看護師が伝える 10代のこわれやすいこころの包みかた』より一部を再編集し、不登校の「入り口」で親が陥りがちな判断と、現場で大切にされている考え方を紹介する。

「学校に行きたくない」は「もう限界」のSOS

子どもから「学校に行きたくない」「学校を休みたい」と言われたとき、保護者が落ち着いて子どもの気持ちを受け止め、寄り添うのはとても難しいことです。

まず保護者自身のスケジュールを急に変更せざるを得ない現実があります。

さらに多くの保護者が不安を抱えます。「休み癖がついたらどうしよう」「嫌なことから逃げる子になるかもしれない」「学校に行かないと将来苦労するかもしれない」。そんな不安が一気に押し寄せてくるのも当然です。

大人の不安を解決するのは「登校すること」なので、「行ったら楽しいよ」「もう少しがんばってみたら?」など、登校をうながす声かけをするケースも多いでしょう。

ただ、それは大人の思いを優先したかかわりになっているかもしれません。

カメラの位置をぐるっと変えて子どもの視点に立ってみると、まったく違う景色が広がっています。

次ページ不登校は決して「なまけ」や「サボり」ではない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事