不登校35万人時代、「学校に行きたくない」と言われたら?→児童精神科ナースが明かす「最初のひと言」と親が"絶対にしてはいけない"対応
子どもは大人と違って、自分の力で環境を選べません。
だからこそ、家庭は「どんな自分でも帰ってこられる場所」である必要があります。好きなお菓子を食べたり、ゲームや音楽を楽しんだり、安心して目を閉じて眠ることができる。そんな日常の中でエネルギーを溜め、また次の挑戦に一歩踏み出していけるのです。
子どもからの相談は「聞き切らない勇気」を持って聞く
子どもから「実はこんなことがあった」と相談を受けたときに、覚えていてほしいことがあります。
まず、相談は子どものペースで進めるべきだということです。
私たち大人はつい「もっと知りたい」「なぜそうなったのか」「学校の対応は」と根掘り葉掘り聞きたくなるのですが、子どもにとっては「そこまで話さなきゃいけない」というプレッシャーになります。
さらに、子どもの気持ちを置き去りにして「早く解決しよう」と大人が先走ってしまうと、子どもは「もっと面倒なことになった」「相談しなきゃよかった」と後悔してしまうこともあります。
相談の主体はあくまで子どもなので、「聞き切らない勇気」を持ちながら、「今、話せるところまででいいよ」と伝えてください。
「ここまでなら話せる」「全部解決してほしいわけじゃない」「ただ聞いてほしいだけ」。相談をする時の思いや目的は本当にさまざまだという前提を忘れないでほしいのです。
相談の最初と最後にかけてほしいのは、「話してくれてありがとう」という言葉です。
子どもがSOSを出すことは、実はとても難しいことです。大人に話すまでの過程で、「話していいのかな」と不安や葛藤を抱え、やっと話せたということが少なくありません。まずは話せた勇気や行動を認めてあげることが大事です。
反対に言うべきではないのは、「もっと早く相談してくれればよかったのに」という言葉です。大人にとっては子どもを思うがゆえに出てくるセリフですが、子どもからすると、自分の勇気を否定されたように感じられてしまいます。
「相談すると怒られる」と感じてしまった子は、相談を避けるようになる可能性すらあります。
子どもが相談した時点で、その子は大きな一歩を踏み出しています。
その勇気ある行動を見逃さずに、「よく話してくれたね」と子どもの目を見て伝えましょう。そして、SOSを出せた勇気を称賛しましょう。その態度と行動こそが、「相談してよかった」という安心感につながり、「また相談してもいい」と思える関係性を生み、育てていくのです。
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