不登校35万人時代、「学校に行きたくない」と言われたら?→児童精神科ナースが明かす「最初のひと言」と親が"絶対にしてはいけない"対応

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子どもが「学校に行きたくない」と口に出すのは、多くの場合「もう限界」というサインです。

理由はさまざま考えられます。友達とうまくいっていない、勉強についていけない、教室で孤立している、いじめられている……。はっきりとした理由が説明されない場合でも、「気持ちを言葉で説明するのが難しい」「疲れ切っていて説明できない」「親を困らせるかもしれないから言えない」などの気持ちが隠れていることがあります。

大切なのは子どもの声を聞き、何が起きているのかを一緒に考え、一緒に整理していこうとする姿勢です。

「気楽に休もうとしている」「なまけている」と大人の価値観で決めつけるのは危険です。なぜなら、ある調査では不登校の子どもの多くが「将来が不安」と答えており、「学校に行かないと将来大変なことになるかもしれない」という恐怖は子ども自身が強く感じているからです。

不登校は決して「なまけ」や「サボり」ではなく、ストレスや適応困難などの影響が複雑に絡み合った状態です。

かつて不登校は「登校拒否」と呼ばれて問題行動だとされてきた歴史がありますが、現在では文部科学省も「不登校は問題行動ではなく、心理的・社会的要因が背景にある」と明確に定義しています。

この前提を知っておくだけでも、子どもへの初期対応は変わってくるのではないでしょうか。

具体的にどう接する? 「3つの柱」で対応

では具体的にどんな声かけをすればよいのでしょうか。

ここではポイントを3つに整理してお伝えします。

①気持ちを受け止める

子どもの「学校に行きたくない」「休みたい」気持ちを否定せず、SOSを受け止めます。子どもが自分の気持ちを言えるのは、保護者を信頼している証です。まずは「話してくれてありがとう」と伝えてください。

②安心を保証する

「苦しいときは休んでもいいよ」「休むことも選択肢のひとつだよ」と、子どもの安心を保証します。そして、子どもが心から安心して休めるように、家を安心できる居場所にすることが大事です。

③選択肢を提示し、選択を尊重する

「登校か不登校か」の2択ではありません。「午前中だけ保健室に行く」「午後だけ登校する」「1日休む」など、休み方には選べる余地があることを伝えてあげてほしいと思います。

学校に行くのがつらい子どもにとって、最優先すべきは「安心の回復」です。

睡眠・食事・日中の過ごし方といった生活の土台を整えることから始めてみるのが良いでしょう。

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