「パンダ舎の前に日本人が20人いたことも!?」 日本ゼロでも往復3万円台で「聖地へ」パンダ200頭に会う旅 行ってわかった意外な魅力
次にパンダの世話をするボランティアプログラムが充実している「臥龍中国パンダ基地」、さらに上野動物園にいたシャンシャンの暮らす「雅安碧峰峡パンダ基地」がある。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
筆者は短期滞在でもあるので、気軽に行ける「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」を訪れることにした。
パンダについて調べると、どれも判を押したように、朝型の食事の時間を過ぎるとパンダは寝てしまうので、それまでに行けとアドバイスしている。
とはいえ、成都の朝は遅い。基地が開門となる8時はまだ暗いので、9時前に到着することにした。市内中心部から中国版UBERのDiDiで約30分、30.9元(約700円)ほど。
スマホで車を呼びドライバーに、登録した自分の携帯電話の下4桁もしくは2桁の番号を告げるだけでOK。ドライバーとのやりとりもこちらが日本語で書けば先方には中国語で表示されるのでストレスがない。
基地には南門と西門がある。南門よりも西門が空いているという情報があったので、西門から入り、南門まで抜けることにした。チケットはオンライン旅行会社のTrip.comで購入。午前中の入場でチケット代は1250円(入場時はチケット購入時に紐づけされているパスポートを提示する)。
東京ドーム64個分という広大な敷地に200頭以上のパンダがいてこの金額。しかも60歳以上なら日本人でも無料だという。園内は広大なので30元の電動カート(約680円)を使う手もあるが、筆者は歩くことにした。とにかく園内は広大なので荷物は最小限にして歩きやすい靴にすべきだし、夏は避けたほうがいいだろう。
園内をまわる際は地図をダウンロードしたほうがよい。同ページでWeChatに読み込ませたオンライン地図を利用すれば現在位置も確認することができる。
また、和歌山のパンダがどこにいるのか知りたい場合も同じWeChatの「熊猫基地」アプリの「捜一捜你的心上熊」という欄に「浜」と入れて検索すると、和歌山から成都に来たパンダがどの「館」(パンダ舎)にいるのかを確認することができる。
なお、和歌山白浜のアドベンチャーワールドで生まれたパンダには白浜の「浜」という漢字が入り、「浜家」とよばれているらしい。
パンダがどこにいるかは、人が集まっているかどうかで判断できる。ある「館」に行くと、目の前でパンダが座りながらひたすら笹をかじっていた。
両足をひろげ、ただひたすら食にいそしむその姿は、とうてい野生動物のそれとは思えず、ユーモラスであり、擬人的である。かつて日本でみたパンダはひたすら寝ていたので、パンダの何がそんなに面白いのだろうかと思っていたが、ようやくパンダの魅力を理解することができた。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら