平日朝9時半、15席ほどの小さな店内には客は筆者のみ。店舗は表通りに面しており、前には横断歩道、2軒隣は築地本願寺と立地は抜群で、朝から絶え間なく人が行き交っています。間口が狭く店があることを認識しづらいことや、「ベトナム料理」とモーニングが連想されづらいこともあるのか、店内はガラガラでした。
ただし、スタッフは常に忙しそうです。なぜか? その理由はフードデリバリーです。大きなリュックを背負った配達員が、店内にやってきては、次々と商品をピックアップしていきます。朝の時間帯に出前できる飲食店は少ないこともあり、モーニング需要がデリバリーに集中しているようでした。
ベト屋は、コロナ禍の2021年に創業したこともあり、テイクアウトやデリバリーを前提に設計されたビジネスモデルが随所に見て取れます。店が小さければ、好立地でも家賃を抑えられますし、出店時の初期費用も少なく済むため、ローリスクで多店舗展開も可能です。
デリバリーなら客席が少なくても、朝の時間帯を合理的に収益化できます。客席をあえて増やさず、厨房とオペレーションを最小限に絞った「小箱」設計は、人件費や固定費を抑えながら、店の規模に縛られない売り上げ構造をつくっているようです。
ベト屋は何者? プロっぽいのはナゼ?


















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